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湯の山温泉

2016年12月3日 蛙石、湯元、観音山

写真1 蛙石写真2 中之島公園にて

御在所ロープウエイの有料駐車場を出発して三慶園前を通り、蛙石と大黒天を見て階段を下る。通販サイトで見た古い絵葉書の蛙石は冬枯れの斜面から飛び出した大岩だった。同じポジションからの撮影を試みるが、現在の蛙石は樹木に埋もれて判然としない。

中之島公園に行くと残った紅葉がきれいだ。営業中の翠明館を右に見て階段を上がり三岳寺に入る。観音山の西国三十三観音は時計方向に廻るので、標識に従って左側の歩道から入る。前回に歩いたのは2001年6月17日、15年前のことだ。

写真3 湯元写真4 湯元
写真5 倒れた街路灯写真6 施設跡の残置物

少し歩くと湯の山温泉の湯元が現れる。続いて一番の観音像、直ぐに小さなブロック製建屋。これも泉源のようだが、水溜まりがあって衛生的でない。その下には平地が造成されて古い街路灯一基が倒れている。この雰囲気は昭和四十年代か。南へ回り込むと瓦などが散らばる平地があり、一段下にも竹林と平地が残る。「裏湯」の跡だろうか。なお、黒いパイプが通過しているので南にも泉源がありそうだ。

戻って観音像を見ながら遊歩道を登る。樹木は伐採され、十八番の観音像以降は展望が開ける。最高所の二十三番は展望台で、地蔵岩が強調された姿で御在所岳が良く見える。東は菰野富士と工事中の湯の山大橋。南アルプスが白い。何かあるようにも思えるが富士山は微妙だ。

写真7 地蔵岩と御在所岳
写真8 菰野富士

古い絵葉書「伊勢菰野湯の山名所」(東北芸術工科大学東北文化研究センター)の背景は観音山だが、付近の山肌が露出しているように見える。湯の山温泉は泉源温度が低いので加熱されているが、割木を得るために樹木を伐採して山が荒れたのか。蛙石の見え方の違いも納得してしまう。

遊歩道は三岳寺の弁天堂に下りる。引き返して翠明館で昼食とした。気軽に食事できる貴重な場所だ。にぎわいが欠落した温泉街は歩いても楽しくない。心霊スポット扱いされるような廃屋からの落下物も懸念される。増える空き地は駐車場として提供されない。折鶴伝説でもカップルは来ない。一度は入ってみたかったラブホはペット連れ旅館に模様替えしてしまった。週末には多くの登山者が湯の山温泉をザルのように素通りして行く。

湯の山温泉協会のサイトには温泉そのものの情報が見当たらない。泉源や湧出量の情報を探したが、次の資料しか見つけられなかった。

写真9 御在所岳

御在所ロープウエイの有料駐車場から。今年は暖かいので、まだ紅葉が残っているのかも知れない。

(作成 2016.12.05)